かしましコミュニケーション

メーカー
 AXL
発売日
 2010年2月26日
得点
原画
 瀬之本久史
シナリオ
 北側寒囲
66
ボイス
 あり(主人公以外フルボイス)
価格
 9,240円
ジャンル
 アドベンチャー


 シナリオ
主人公は異文化に思いを馳せ学園の異文化交流研究会に入った。しかしそこは変人の集まりであり、主人公の望む活動とは異なっていた。そんなある日、主人公は一人の外国人と出会い、波乱の日々が始まることとなる、という話。

変人達のドタバタに流されながら進んでいきます。主人公は特に奇行はないですが、恋心に異様に鈍く周りに流され活躍は薄くあまり好感を抱く部分が見当たりません。
研究会はにぎやかというより騒がしい印象で、変人の設定を表に出し過ぎた余りにそれに振り回されてるように思います。

集団ではなく各ヒロインとのイベントをもっと盛り込んで欲しかったです。個別ルートに入っても主人公とヒロインが中心になってるように感じづらいです。

面白い部分もたくさんありますが、全体的にもう少しなんとかならなかったのかな感があります。
 グラフィック
立ち絵は表情がころころ変わるのが良いです。ときどき入るデフォルメされた一枚絵は可愛らしく和みます。

キャラクターも背景も丁寧に塗られており、特に一枚絵は美麗!の一言です。
 サウンド
BGMは場面に合うものになっています。歌はオープニングの他にエンディングとして各ヒロインごとに1曲ずつあります。オープニングは明るくさわやか、エンディングはヒロインの心情を描く、どれも雰囲気の良い曲だと思います。

音声はどのキャラもよく演技されていて良いと思います。Hシーンの修正はピー音が入ります。
 システム/演出
システム面は非常に快適でした。基本的なものの他、画面はワイドが標準なため4:3用のモードがあったり画面サイズも4つあります。
2周目からは既読部分はあらすじだけ読んでスキップすることができるので、進行はスムーズに行えます。

選択肢は難しくないので目標のキャラのルートに入ることは簡単だと思います。

主人公の名前は変更不可、ディスクレス起動は可能です。
 Hシーン
回数は1人3〜4回となっています。尺は入れてからがちょっと短い気もしますが普通かもしれません。

シチュエーションはごく普通のものがほとんどですが、3Pやら後ろの穴やらいくつか違うものもあります。

 総評
明るくドタバタな雰囲気で変人ではあるけども魅力ある可愛い女の子とコミュニケーションを取りたい人におすすめです。

どの要素も高いレベルでまとまりのある作品だと思いますが、私にはシナリオが少し合いませんでした。
面白い所は本当に面白いです。ですが、ところどころで煩わしさを感じ、満足したとはなりません。惜しい作品だと思います。

期待を大きく持たなければそれなりに楽しめると思います。
好きなキャラはエリザベス・リースでした。ヒロインなら陸奥榛名。



ネタバレ注意!かしましコミュニケーション言いたい放題

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