ウルスラグナ〜征戦のデュエリスト〜

メーカー
 アストロノーツ・シリウス
発売日
 2015年4月24日
得点
原画
 M&M
シナリオ
 ヤマガミユウ
 すまっしゅぱんだく
 霧島へるん
 ながぢ
75
ボイス
 あり(ヒロイン、一部サブキャラ)
価格
 9,800円(税抜)
ジャンル
 学園カードバトルRPG


 シナリオ
世界的に大人にまで人気を誇るカードゲーム「ウルスラグナ」。主人公の父はそのデュエリストだったが、裏の勝負で負け拘束されてしまう。仇である女を倒すためにとある学園に入るが、そこで1枚のカードと出会い異世界の存在を知る。
「ウルスラグナ」と学園に繋がる異世界、主人公は戦いながらその謎に迫っていく、という話。

ヒロイン個別のルートはなく、メインのストーリーの合間に各キャラとの会話、Hイベントがあるという形式で進んでいきます。話のテンポは悪くなく、日常会話も楽しいです。
主人公はデュエルの勝利と女をものにすることしか考えてないような人物で情、貞操観念が薄いです。しかし悪人ではなく、相手の信念尊重したり優しさをかけることもあるため好感も持てるキャラになっています。

シナリオとして目立った面白さはありませんが、終盤までカードバトルをしながら自然に展開が進むため、退屈や飽きは感じませんでした。難点もありますが(総評に後述)、どのキャラも魅力的なため全体的に楽しんでプレイできました。
 グラフィック
とてもエロいです。立ち絵でもニーソックスと太ももの境の肉の良さを感じます。
デュエル中に必殺技を使うことで出るカットインのCGはどのキャラも素晴らしいのですが、デュエルのバランス上ほとんどのキャラはカットインを出す前にデュエルが終わってしまったりするので、デュエル中にカットインを見る機会が少ないのは少し残念です。
(意図的にデュエルを長引かせれば見れます)

カードの絵もとても綺麗ですが、可愛い絵柄のカードはほぼないのでそこに期待しては駄目です。
 サウンド
BGMはプレイ中あまり印象に残りませんでしたが、雰囲気にあっておりゲームを盛り上げるものになっていました。
歌はオープニングの1曲でムービーと合わさりとても格好良いです。

ボイスはどのキャラも満足の行くものでした。一部の男キャラにもボイスはありHシーンの時も喋ったりしますが、不要であれば一括で切れます。

効果音のボリュームが会話時、システム、デュエル、Hシーン時のすべてが共通なので融通が利きません。システム音だけ下げたかったので困りました。
 システム/演出
ADV部分のシステムは基本的なものが揃っています。セーブは160個あるので十分に感じました。

公式にも表記されている通りジャンルは「カードゲーム」ではなく「学園カードバトルRPG」であるということを留意しておかなければなりません。戦闘でカードを使うRPGです。

デュエルで使用するメインのカードはランダム要素なく自分で配置します。そのためカードゲームのようにカードの引きが勝敗に大きく左右することはほとんど無く、運によって力量差のある相手に勝つこともほぼありません。デュエルの体験版があるので、購入を考えているのであればプレイした方が良いです。

難易度は高くなく、ほとんどの部分は適度にレベルを上げていればサクサク進められます。力押しが有効なゲームです。
フリーバトルや探索でレベル上げができるので、先に進む前にちゃんとセーブをしていれば詰むことはありません。

スペルカードの入手がしづらいのですが、スペルの中に非常に強力なものがあり、それの有無で攻略難度が大きく変わったりします。そのため入手できるかの運次第でプレイ感覚も変わってくると思います。
スペルが上手いこと集まらなくてもカードをちゃんと育てればクリアはできる程度の難易度だと思います。
なお、カードはパックの購入はなくデュエルによる入手のみです。

探索ではマウスを使ってマップを移動しますが、これは面倒でした。マップを移動してシンボルエンカウントの敵と戦う、落ちているカードを拾う。RPGらしいシステムだと思いますが、カメラの回転やマウスクリック、敵との接触など進むほどに面倒に感じました。無くなってほしいとは思いませんが、もっと改良してもらいたいです。

シーンは一部Hシーンが特定デュエルの勝敗次第で見れるようになっていますが、基本的に1周ですべて回収できます。

演出は可もなく不可もなくです。デュエルの演出はカットしたり早くしたりで時間短縮することができます。

主人公の名前は変更不可、ディスクレス起動は可です。
 Hシーン
Hシーン回数は総計84回と結構な数がありますがキャラによって回数はバラけます。

内容は多くが一応でも相手の同意あってのものであり、陵辱はあっても1人1回で無いキャラもいます。シーン自体は濃厚なものが多いです。

特定のデュエルで負けることによって陵辱されるシーンがありますが、ここはどう考えても負けたら陵辱されるだろう、というところに無かったのでとても不満に感じました。


キャラごとのHシーン回想数(反転)↓
鈴鳴9(1)透7綾8(1?)史帆7(1)マリ7(1)鏡子7摩耶4(1)メトシェイラ5キスキル6(1)サティス7(0?)レア5(1)ブリガンティ5その他(ハーレムやその他キャラ)7(1) ()内は陵辱数

 総評
カードバトルはADVを楽しむためのエッセンスと捉えた上で、簡易なデュエルをしながらHシーンをたくさん楽しみたいという人におすすめです。

カードゲームとして期待してはいけません。火力とスペルによる力押しがメインで、デッキの相性やカードのシナジーを考える要素は少ないです。どんなデッキで攻略するかはプレイヤー次第ですが、主に楽しむのはADV部分です。

絵がエロくHシーンが充実していることが良かったです。数は少ないですが陵辱も楽しめる人の方が良いと思います。

システムがもっとこうなったら良いのにと思う部分がちらほらある、お話がしっかりと完結していない、ある部分に各キャラとのイベントの発生が極端に集まっておりおかしい、など不満点もありますが、キャラの魅力と絵の良さにより概ね楽しめました。

好きなキャラは矢風鈴鳴です。



ネタバレ注意!ウルスラグナ〜征戦のデュエリスト〜言いたい放題

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