桜花センゴク〜信長ちゃんの恋して野望!?〜

メーカー
 APRICOT
発売日
 2010年10月29日
得点
原画
 TOMA
 浮月たく
 なつめえり
 もとみやみつき
 くらすけ
 いまだこずへ
シナリオ
 籐太
69
ボイス
 あり(主人公以外フルボイス)
価格
 9,240円
ジャンル
 ADV


 シナリオ
主人公はあの明智光秀と同姓同名であり、それによりある学園の推薦状を得た。その学園の生徒は戦国武将の名を持つ者ばかりであったが、明智光秀の名前のため入学早々に命を脅かされる。主人公の学生生活はいかに、という話。

笑いあり、シリアスありの終始ドタバタな感じの内容です。アクの強いキャラクターが多く、ネタやギャグもふんだんに盛り込まれているため、突っ込みどころが満載です(悪い意味ではなく)。

主人公は割とまともで行動力もありますが能力不足な面もあり、もう少し上手く動いてくれたらなと思う場面もありました。頑張ってはいると思います。

ボリュームは結構あります。個別部分の展開はひとり一人が異なり、6人分あるのでなかなかのものです。

メイン、サブ問わずどのキャラクターも魅力的で会話が楽しいです。ストーリー自体も先が気になる面白いものになっています。
しかし、話の流れはだいぶ荒いと思います。あまり細かいことは気にせず勢いで進んでるように感じます。
また、シナリオにメリハリがついておらず、盛り上がり具合が感じづらいです。ここが良い場面なんだろうな、というのは分かりますが、プレイしていて他の場面と感動の差は大してないです。
あとは闘いにイマイチ緊迫感がないところでしょうか。冗長で命のやり取りが薄められています。

ドタバタ続きでややその流れに付いて行きづらいところ、また多少の不合理とも思える展開が許容できるなら楽しめると思います。

戦国時代の歴史に詳しくなくても問題はないですが、知ってる武将が多い方が楽しいはずです。
 グラフィック
原画は6人ですが違和感はなく、それぞれが良い味を出しています。背景もとても綺麗です。
デフォルメの一枚絵も多く使用され面白かったです。
 サウンド
BGMは特に問題はありませんでした。各国ごとのBGMやここぞという時だけ流れるBGMがあと1、2曲あればより良かったのではないかと思います。
歌はオープニングの1曲です。オープニングは絵の可愛らしさと華々しさを感じさせる歌が相まって素敵に仕上がっています。

どのキャラのボイスも良い演技で満足です。
 システム/演出
システムは基本的なものは揃っています。次の場面、次の選択肢まで飛ばす、などはありません。シナリオが長いのでできれば欲しかったです。

攻略はクリアするなら狙って選択肢を選んで行けば簡単に辿りつけます。ただ、クリア後のおまけは選択肢が関わっているので、全ルートをクリアしたのにおまけがすべて埋まらないという難儀なことが起きる場合もあります。そうなってしまうとかなり面倒です。

演出は効果音がよく働いていました。設定のエフェクト表示をOFFにすると効果音もなくなるので注意が必要です。

主人公の名前は変更不可、ディスクレス起動は可です。
 Hシーン
Hシーンは各ヒロイン3回ずつです。尺は特に長くなくシチュエーションも大体は普通の、純愛物の内容でした。

一部キャラの性格が出たものもありますが、濃くはないのであまり期待するところではないです。
 総評
戦国武将に多少でも興味がありそれが可愛い女の子になったら最高じゃないか!という人におすすめです。武将に全く興味がないと飽きてしまうかもしれません。

キャラクターに個性があり明るい部分、ギャグの部分は非常に面白いです。体験版が合えばおそらく合うでしょう。

シリアスな場面も面白味がありますが、1つの場面に時間をかけすぎて退屈さも感じました。そこが残念です。

このキャラ良いなぁ!と一人でも思えることが大事だと思います。

好きなキャラは吉川元春、徳川家康です。
ヒロインなら…武田信玄、伊達政宗です。



ネタバレ注意!桜花センゴク〜信長ちゃんの恋して野望!?〜言いたい放題

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